ゴルフインストラクターの仕事とは?業務内容や平均給与、必要なスキルを紹介
ゴルフの技術的な指導を通して、ゴルフの魅力や楽しみを伝えるゴルフインストラクターは、やりがいも多く特に人気のお仕事です。
ゴルフインストラクターは、ゴルフ初心者から上級者まで、幅広いユーザーからニーズのある仕事ですが、具体的な仕事内容や必要なスキルについてイメージがつかない方も多いのではないでしょうか?
本記事ではゴルフインストラクターの仕事に興味のある方に向けて、具体的な仕事内容や必要スキル、平均給与などについて詳しく解説します。
ぜひ自分に合った仕事を探す参考にしてみてください。
ゴルフインストラクターの仕事とは
ゴルフインストラクターは、「スイングが上手くなりたい」「スコアを伸ばしたい」など一人ひとりのレベルや目的に合わせて、ゴルフの技術やルール、場合によってはコースの戦略も指導するお仕事です。
ゴルフインストラクターは、ゴルフの技術や専門知識はもちろん、お客様にとって分かりやすく話すスキルや寄り添う姿勢も重要です。
またゴルフというスポーツ自体、以前はお金のかかる趣味として一部の人の中で楽しまれてきたイメージがありますが、最近ではリーズナブルな価格でプレーできるゴルフ場も増えており、一般的な会社員や主婦、学生でも楽しめるようになってきています。
ゴルフを始めるハードルが低くなったことで、ゴルフインストラクターは近年ニーズが高まってきているお仕事です。
ゴルフインストラクターの主な仕事内容
ひと口にゴルフインストラクターといっても、働く場所などによって仕事の内容は異なります。
ここでは、ゴルフインストラクターの主な仕事内容について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
ゴルフの知識や技術を教える
ゴルフインストラクターのメインの仕事は、お客様にゴルフの知識や技術を教えることです。
レッスン形式は個人指導やグループ指導などスクールによって様々ですが、いずれも個人のレベルや目的に合った指導を行うことが大切です。
ゴルフインストラクターが働く場所と具体的な業務内容の特徴をまとめました。
働く場所 | 業務の特徴 |
ゴルフ場 | ・コースを使ってレッスンを行う ・初心者から上級者まで様々なレベルの人がいる |
ゴルフ練習場(打ちっぱなし) | ・レッスンでは主に打ち方の指導を行う ・技術の向上を目指す人が多い |
フィットネスクラブ | ・クラブ内の様々なスポーツ種目の一つとしてゴルフを教える ・技術の向上より健康を目的にする人が多い |
同じ「ゴルフを教える仕事」であっても働く場所によってレッスンの形式やお客様の目的が異なります。
インストラクターを目指す際には、自分がどんなレッスンをしたいかを考えて職場を選ぶようにしましょう。
施設の運営業務に関わることも
ゴルフインストラクターは、レッスンの予定が入っていない時間帯にはゴルフ場や練習場の運営業務全般を任されることもあります。
具体的な仕事としては、受付や電話対応などの接客業務、打席管理やボール回収など施設のメンテナンス業務、各種イベントの企画運営など多岐に渡ります。
ゴルフインストラクターの仕事はゴルフ指導だけではない、という点を押さえておきましょう。
ゴルフインストラクターの将来性
近年、老若男女に楽しまれるスポーツとしてゴルフを新しく始める人が増えてきています。
特に女性のゴルファーが増加傾向にあり、最近ではゴルファーの約20%が女性という調査結果もあります。
参考:https://www.ccc.co.jp/news/2019/20191224_001486.html
またゴルフは年齢を問わず楽しめるスポーツなので、年齢を重ねてから健康のために再度ゴルフを楽しむゴルファーも多くいます。
そのためゴルフインストラクターの仕事は、今後もニーズが拡大することが期待されます。
最近では、より短期間で上達を目指せる指導、高級なプライベートレッスン、気軽に通えるカジュアルなスクールなどゴルフ指導に求められるものも多様化してきていて、時代の流れやニーズを汲み取るスキルや、高い指導力を持ったゴルフインストラクターは重宝されるでしょう。
ゴルフインストラクターの仕事に必要なスキル
ゴルフインストラクターに求められるのは、ゴルフの技術だけではありません。
ここでは、ゴルフインストラクターに求められるスキルについて解説します。
ゴルフの経験と腕前
ゴルフインストラクターはあくまで指導者なのでプロレベルのゴルフ技術はいりませんが、最低限のゴルフ経験と腕前は求められます。
特にコースを使っての本格的なレッスンをする場合はある程度の技量が必要でしょう。
ゴルフインストラクターの求人の中には応募条件に「スコア85以下」などスコア基準が設けられているものもあります。
ただ「未経験者歓迎」「レッスン経験は問いません」など条件指定がない求人も多くあるため、必要な技術レベルは求人によって様々です。
人に分かりやすく教えるコミュニケーションスキル
ゴルフインストラクターになるためには、相手に分かりやすく教えるコミュニケーションスキルが重要です。
言葉や身振りを通して分かりやすく指導することで、目標達成に導くことができます。
お客様のレベルや状況、気持ちに寄り添いながら丁寧に指導できる方はゴルフインストラクターに向いていると言えるでしょう。
資格があれば有利
ゴルフインストラクターになるために、全ての求人で資格が必須ではありませんが、次のような資格があれば有利になるでしょう。
ティーチングプロ資格
ティーチングプロ資格はプロ資格なので取得難易度は高いですが、その分スキルの証明となる資格です。
ティーチングプロA級・B級 | 日本プロゴルフ協会(JPGA、PGA) | ゴルフ指導技能に優れていることを証明できる代表的な資格 |
JLPGAティーチングプロフェッショナル | 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) | 女子のティーチングプロ資格 |
NGFプロインストラクター | 米国ゴルフ財団(NGF) | 世界的知名度の高いゴルフ団体の資格 |
USGTF レベルⅠ~Ⅲ・マスター・アマチュア部門 | 米国ゴルフ教師連盟 (USGTF)
| ゴルフの指導を専業とする世界最大の組織が発行する資格 |
ゴルフ用品メーカーやスクール認定の資格
ティーチングプロの資格以外にも、ゴルフ用品メーカーやゴルフスクールが認定する資格もあります。
基本的には入社時研修で取得し、対象のスクールで証明となるものではありますが、保有していることで一定の証明となるでしょう。
ゴルフインストラクターの給料(年収)
ここからはゴルフインストラクターの給料(年収)を見ていきましょう。
正社員
ゴルフインストラクターの正社員の給料は月給20万〜30万円ほどが相場となっています。
各種手当やボーナスを含めると、平均年収は250万〜400万円ほどでしょう。
スキルや集客に応じて手当が加算されるため、500万円以上稼ぐゴルフインストラクターもいます。
アルバイト・パート
アルバイト・パートの平均時給は1,500円〜3,000円ほどとなっています。
こちらも技術や資格に応じて変わるので、高時給で働きたい方はスキルアップや資格取得を目指しましょう。
ゴルフインストラクターの仕事に就くには?
ゴルフインストラクターの仕事に就く方法は、正社員やアルバイト・パートとして就業する以外にも様々な方法があります。
主な方法は以下の通りです。
練習場やゴルフスクールに雇用されて所属
自分で独立して店舗開業オーナーになる
練習場やゴルフスクールに業務委託で所属する
練習場を借りて、個人事業主としてレッスンする
初めてゴルフインストラクターになる場合は、まずは練習場やゴルフスクールに正社員やアルバイト・パートとして雇用されることがおすすめです。
ゴルフインストラクターの求人は正社員が大半を占めますが、アルバイト・パートの募集も多くあります。
正社員の場合は将来的に施設の管理職になることもあり、運営面を学ぶこともできるので将来的なキャリア形成の上でも経験を積むことが可能です。
また、すでに経験のある方にとっては、ゴルフインストラクターとして働く方法が多くあり自分にあった働き方を選択することができるのも、ゴルフインストラクターという仕事の魅力の一つでしょう。
ゴルフインストラクターのメリット、醍醐味
ゴルフインストラクターは、メリットや醍醐味、やりがいを感じる機会が多いお仕事です。
ここでは、数あるメリットの中でも主なメリット、醍醐味について解説します。
お客様のゴルフ技術の成長や感謝の言葉
お客様を指導していく中で、ゴルフ技術が向上を実感しお客様の目標が達成される瞬間は、ゴルフインストラクターの大きな醍醐味です。
お客様の成長のために試行錯誤しながら指導をすればするほど、喜びも一入でしょう。
また、お客様から感謝の言葉を言われる瞬間も、これまでの苦労が報われる瞬間です。
こうしたお客様との触れ合いの中から生まれる達成感は、ゴルフインストラクターという仕事の大きな醍醐味と言えます。
資格を持っていない未経験者でも安心して始められる
どんな仕事でも、未経験からの挑戦は難しさがつきものです。
その中でゴルフインストラクターは、未経験の方でも安心して挑戦できるお仕事の一つと言えます。
多くの職場では充実した研修などの手厚いサポートで、ゴルフインストラクターとしてのはじめの一歩を後押ししてくれます。
ゴルフインストラクターになりたいけどレッスンのやり方などに不安を持っている方も、まずは企業に所属してゴルフインストラクターとしてのイロハを学ぶと良いでしょう。
好きなことを仕事にできる
ゴルフインストラクターになりたいと思っている方は、程度の違いはあれどゴルフを愛するゴルファーの方だと思います。
「自分の好きなことを仕事にする」ということは、誰でも叶えられることではありません。
好きなゴルフでの自分の経験や技術を生かして、お客様から感謝されるゴルフインストラクターは、ゴルフ好きには最高のお仕事と言えるでしょう。
ゴルフインストラクターの仕事の辛さ
ゴルフインストラクターはメリットが多くあるお仕事ですが、場合によっては特有の辛さも存在します。
ここでは、ゴルフインストラクターの仕事の辛さについてご紹介します。
会社の理論に沿って教えないといけない
会社員のゴルフインストラクターは雇用されている会社の理論・やり方に沿った指導をしないといけません。
ゴルフインストラクターになるほどゴルフが好きな方であれば、それぞれ独自のゴルフ理論を持っている方も多いでしょう。
自分で良いと思っているやり方よりも会社の理論を優先して指導しないといけないため、葛藤を感じてしまう方もいるようです。
基本的に土日は休めない
基本的にゴルフインストラクターはレッスンが入りやすい土日に休むことができません。
そのため友達と遊ぶ予定が入れられなかったり、家族で出かける時間が取りにくかったりといったデメリットがあります。
ゴルフインストラクターは土日休みの仕事がしたい方には向いていないでしょう。
また平日でも、レッスンの予約は午前中と夜が多くなるので勤務時間が長くなる傾向があります。
ゴルフ関連の仕事を探すならゴルフメドレーワーク
ゴルフインストラクターの仕事内容や必要なスキル、平均給与などについて紹介してきました。
ゴルフインストラクターになるには一定レベルのゴルフの腕前と分かりやすく教えるスキルが必要です。
必須の資格はありませんが、ゴルフ指導に関する何らかの資格があれば採用で有利になったり手当が加算されたりとメリットが多いでしょう。
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