ゴルフ練習場のボール回収の仕事とは？業務内容や給与、必要なスキルを紹介

ゴルフ練習場に閉店の時間近くまでいると、ボール回収のお仕事をしている人を見たことがあるかもしれません。

ゴルフ練習場のボール回収の仕事は、ゴルフ練習場を運営する上で欠かせないお仕事です。

とはいえ、具体的な仕事内容や勤務の仕方などについては疑問に思っている方もいるのではないでしょうか？

この記事では、ゴルフ練習場のボール回収の仕事に興味のある方に向けて、具体的な仕事内容や必要スキル、平均給与などについて詳しく解説します。

ぜひ自分に合った仕事を探す参考にしてみてください。

ゴルフ練習場のボール回収の仕事とは

ゴルフ練習場では、毎日大勢のゴルファーが次から次へとボールを打つため、場内のあちこちにボールが散らばります。

打ち込まれたボールは、基本的にボール回収専用の溝に流れるようになっている為ある程度は自動的に回収できますが、回収しきれないボールもあります。

そこで活躍するのが、ボール回収のスタッフです。

ゴルフ練習場のボール回収スタッフは、専用の用具や機械を使用して場内に散らばったボールを集めます。

また池のある練習場の場合は、池に落ちたボールを水中に潜って回収する仕事もあります。

水中を潜ってボールを回収する仕事は例外ですが、基本的にボール回収の仕事には特別な資格やスキルが必要ないので、未経験の方やゴルフの知識がない方でも働くことが可能です。

またボール回収の仕事は、基本的に早朝や深夜などの営業時間外にまとめてボール回収をするため、短い時間で働きたい方や会社員の副業、Wワークとしても始めやすいお仕事です。

ゴルフ練習場のボール回収の主な仕事内容

ゴルフ練習場のボール回収の仕事内容は、主に機械や用具を使ってボールを集めることですが、そのやり方については知らない方も多いのではないでしょうか？

またボール回収の仕事と合わせて、練習場によっては場内の清掃や草刈りを任せられる場合もあります。

ここでは、それぞれについて詳しく解説します。

機械や用具を使ってボールを集める

ゴルフ練習場のボール回収では、ボール回収専用の機械（ボールギャザー）やほうき型の用具（レンジボールプッシャー）を使いながら、割り当てられたポジションのボールを回収します。

練習場にもよりますが4〜6人で協力して作業を行うことが一般的です。

回収したボールは再利用前に洗浄するので、集めたボールを運んで洗浄機に投入するまでがボール回収スタッフの仕事となります。

池がある練習場の場合は、水に浮いたボールは網ですくって回収したり、予め水中にネットを張っておいて水を抜いて集めたりする場合があります。

場内の清掃や草刈りを任せられる場合も

ゴルフ練習場によっては、回収作業が早く終わった際に場内の清掃や草刈りなどを任せられるケースもあります。

打席のマットのずれを直すなどの打席の整備や簡単な片付けを行うこともあるでしょう。

とはいえ、ボール回収スタッフとして採用されている限り、ゴルフのスキルや知識を問われる仕事を頼まれる心配はありません。

念のため、ボール回収以外に簡単な雑務を任せられることもあるということも知っておくと良いでしょう。

ゴルフ練習場のボール回収の仕事に必要なスキル

ゴルフ練習場のボール回収の仕事をするために特別な資格や知識は必要ありません。

次の2つのスキルがある方はボール回収の仕事に向いていると言えるでしょう。

• 黙々と取り組む姿勢

• 体力がある

ここでは、それぞれについて解説します。

黙々と取り組む姿勢

ゴルフ練習場のボール回収の仕事は、黙々と作業に取り組む業務です。

そのためコツコツ集中して作業ができる方は、ボール回収の仕事に向いていると言えます。

反対に人と話すことが好きな方やチームワークで仕事をすることにやりがいを感じる方は注意が必要です。

ボール回収の仕事ではコミュニケーション力を発揮する場面が少ないので、物足りなく感じてしまうかもしれません。

黙々と作業に集中することが得意な人は持前のスキルを発揮して働くことができます。

体力

ボール回収スタッフの主な仕事はゴルフボールを集めて運ぶことなので、体力が必要です。

広いゴルフ練習場内を動き回って回収しないといけないため、足腰が丈夫な人はボール回収に向いているでしょう。

反対に腰痛や膝痛などで重いものも運ぶことが難しい方には厳しいかもしれません。

またボール回収は天気に関係なく暑い日や寒い日、雨の日でも屋外で作業をします。

そのため基礎的な体力があることはボール回収の仕事をする上で必須のスキルと言えるでしょう。

ゴルフ練習場のボール回収の給与（年収）

ここからはゴルフ練習場のボール回収の仕事の給与について見ていきましょう。

ゴルフ練習場のボール回収の仕事は、基本的にアルバイトやパートで募集されています。

時給1,200円前後が相場ですが、早朝や深夜の作業となるゴルフ場では1,500〜2,000円など高時給の求人もあります。

また、ゴルフ練習場のボール回収のみの仕事内容で、正社員の募集はほぼありません。

正社員の場合は、ボール回収以外にも受付やコース案内、カートの運転などゴルフ練習場運営全般に関わる様々な業務を行います。

その場合、地域にもよりますが月給は24万円前後、手当等含めて年収300万円前後が相場です。

ゴルフ練習場のボール回収の中には、ゴルフボールダイバーと呼ばれる場内の池の中に落ちたボールを水中に潜って拾う仕事もあります。

ゴルフボールダイバーは潜水士免許が必須のため、給与水準は高くなります。

ゴルフ場によって幅がありますが、年収500万〜1,000万ほどが相場です。

ゴルフボールダイバーは、勤務時間も1日数時間程度なので、働く場所や時間の自由度も高い点も魅力的です。

ゴルフ練習場のボール回収の仕事に就くには？

ボール回収の求人は、アルバイト・パート勤務の求人が一般的です。

早朝や深夜のアルバイト・パート勤務の求人が大多数を占めます。

営業時間前後の早朝・深夜に、1日1〜3時間程度の短時間勤務が多く、主婦や学生の方を始め、会社員の副業やWワークとしても最適です。

ゴルフ経験等もとくに必要ないことや、服装や髪色、ピアスなども比較的自由な求人が多いため気軽に応募できる点も魅力的です。

ゴルフ練習場のボール回収の仕事は、ハローワークや求人サイトでも見つけることができますが、ゴルフ場専門の求人サイト「ゴルフメドレーワーク」なら、全国のゴルフ練習場からあなたにぴったりの求人を見つけることができます。

ゴルフ練習場のボール回収の仕事の辛さ

ゴルフ練習場のボール回収の仕事は黙々と作業に取り組めたり、早朝・深夜に短時間でサクッと働けるなど良い面もありますが、次のような辛さ・大変な点もあります。

• 腕や腰に負担がかかる

• 池の中は暗くて汚い

それぞれについて解説します。

腕や腰に負担がかかる

ボール回収の仕事は用具を使ってボールを集めたり、集めたボールを運んだりと、基本的に肉体労働です。

そのため仕事をする中で腕や足腰に負担がかかることは避けられないでしょう。

身体のどこかが悪かったり体力に自信がない方にとってはキツいと感じるかもしれません。

一方、適度に身体を動かしてお金を稼ぐことができるので、健康のために運動習慣を持ちたいと考えている方にはぴったりです。

池の中は暗くて汚い

ボール回収の中でも水中のボールを集めるゴルフボールダイバーの場合は、暗く濁った池の中に潜らないといけないため、かなり過酷な環境で働くことになります。

特に冬場は水温が低く、表面に氷が張っていることもあるため、想像以上に大変な仕事です。

真っ暗な水に潜り、手探りでボールを探す作業は高度な潜水技術と体力、精神力も必要でしょう。

短時間で効率よく稼げるゴルフボールダイバーですが、決して楽な仕事ではありません。

ただし資格とスキルがあれば、ボール回収の中でも飛びぬけて稼げる仕事です。

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